PSYCHO-PASS サイコパス 3 公式サイトより引用 (c)サイコパス製作委員会 |
今回は『PSYCHO-PASS サイコパス 3』での主人公の1人、慎導灼(しんどうあらた)監視官について、彼のキャリアデータや、彼の追っている事件について見ながら、考えていきましょう。
もう1人の主人公であり、1係監視官の、
炯・ミハイル・イグナトフ監視官については、別記事でまとめていますのでそちらをご覧ください。
https://onigiri-ani.blogspot.com/2019/12/psycho-pass-3.html
https://onigiri-ani.blogspot.com/2019/12/psycho-pass-3.html
また、各話ごとの感想、考察も毎週更新しておりますので良ければそちらもご覧ください。
慎導灼の基本データ
まずは、慎導灼の基本的な説明から見ていきましょう。
公式ホームページによると、このように紹介されています。
公安局刑事課一係の監視官。24歳。
特A級メンタリストであり、高度な共感により精神的ボーダーラインを越境し追跡対象者になりきる。
メンタルトレースで深く潜り過ぎると本来の自分に戻れないリスクがあるため、炯が精神的ザイルパートナーとして引き上げる役目を負っている。
明るく飄々としていて、誰にでも物怖じしないポジティブな性格。
過去の事件が原因で、父親の車でしか熟睡できない。
父の死の真相を探るため監視官となる。
説明文にもある「メンタルトレース」
得A級メンタリストである慎導灼のスキルです。
このメンタルトレースは周囲の状況などの情報から犯人の行動を詳細に推測できるというものです。
実際このスキルのおかげで事件の手がかりを多くつかんできました。
しかし、このスキル、精神的ダメージが大きいという欠点があります。
犯罪者の思考を読み取るわけなので、普通の人間であれば、色相の悪化が避けられません。
慎導灼はメンタリストということもあり、メンタルトレースには耐性があるようですが、それでも連続しての使用はできないようです。
また、慎導灼は車の中でしか眠れません。
そのため、彼の自室には車があり、その中で寝ているようです。
彼が車の中でしか眠れなくなった原因である”過去の事件”は慎導灼が監視官になった目的でもあり、今回のシーズンで超重要な事件となるでしょう。
慎導灼のキャリアデータ
さて、サイコパス3 第3話で、監視官のキャリアデータが公開されました。
このキャリアデータ、アニメのシーンでは文字が多すぎて読みづらいため、少し書き出していきましょう。
氏名:慎導灼
所属:公安局刑事課1係
生年月日:2096/02/11 (24歳)
血液型:A型
身体計測:[身長]168cm [体重]54.1kg
学歴:
2119年4月 東京医療福祉学校 曙橋キャンパス 総合心理学部 人間心理学科 復学
2119年4月 東京医療福祉学校 曙橋キャンパス 総合心理学部 言語聴覚学科 転学部
2119年4月 東京医療福祉学校 曙橋キャンパス 総合心理学部 言語聴覚学科 卒業
経歴:
2120年4月 厚生省公安局 入局
2120年11月 刑事課1係に監視官として配属
免許・資格:
メンタルケアカウンセラー
メンタルケア技能士
メンタルケア心理専門士
第1級セラピスト資格
臨床心理士
言語聴覚療法士
特記事項:
高度な共感能力を持つ特A級プロファイラー
厚生省公安局刑事課監視官
任命時推薦者 常守茜
両親ともに死亡
母(慎導聖子)2106年 遺伝子疾患による長期闘病の末、安楽死
父(慎導篤志)2118年 自殺
だいたいこんな感じですかね。
こうして書き出してみると、彼は監視官というよりも、セラピストとしての能力がずば抜けていることが分かります。
そして、このデータには気になるところがいくつかあります。
まず、彼が監視官となった時の推薦者が常守茜ということです。
常守茜は何らかの事件により現在勾留中です。
その常守茜が彼を推薦したことには、常守茜が勾留の身となったきっかけの事件が大きく関わっていると考えられます。
常守は作中で、
「彼らが猟犬となり見えざる真実にたどり着くことを信じている」
といっており、常守茜と慎導灼は同じような正義感を持っており、自由に動けない自分の代わりとして監視官に推薦したと思われます。
そして、今回のシリーズの重要人物である慎導灼の父、慎導篤志についてです。
慎導篤志は厚生省大臣官房という高い役職についていました。
キャリアデータでは慎導篤志は自殺、そしてこれをきっかけに慎導灼は学校を休学しています。
この事件はおそらく、前任監視官が殺された事件とも関係があり、狐、そしてビフロストが大きく関わってると考えられます。
さらに、慎導篤志はビフロストのインスペクター、またはコングレスマンだったことが判明しています。
ビフロストのAIであるラウンドロビンには執行能力があるため、表向きは自殺とされていますが、ラウンドロビンにより執行された可能性も考えられます。
また、慎導篤志は自殺する前に、もう1人の監視官である炯・ミハイル・イグナトフの兄を殺害しています。
しかし、この事件は機密レベル3となっており、詳細は分かっていません。
今シーズンではこの事件が超重要な事件であり、監視官2人がずっと追っている事件となっています。
慎導灼のシビュラに頼らない正義感
さて、今シーズンの監視官は2人ともシビュラを信じていますが、システムがすべてではないといった強い意志を持っています。
特に慎導灼は作中でも多くの場面でその意思が伝わってきます。
灼「それ(執行するか)を決めるのは、人間であるべきです。そのために、ドミネーターには引き金がついているんですから」
と言っています。
1期2期の常守茜と同じような思考ですね。
この世界では時に、シビュラの判断が個人の判断より優先されてしまうことがあります。
しかし、あくまで決定を下すのは人間であるべきだという強い意志が感じられます。
この正義感も常守茜が慎導灼を監視官に推薦した理由の1つでしょう。
明るすぎる性格
慎導灼はものすごく明るい性格で、だれにも敵意がないように感じます。
また、監視官と執行官の上下関係は大切ですが、その性格で執行官とも良い信頼関係を築けています。
執行官に運転を任せたり、執行官の横で寝たりと、普段は自由すぎる性格ですが、緊急時には持ち前の機動性を活かして、執行官をリードする信頼感のある監視官です。
最初は敵対心のあった執行官たちも今では打ち解けている感じがします。
しかし、自由な性格のため、聞き込み先で自由にあたりを触ってしまうこともあるため、炯・ミハイル・イグナトフ監視官が彼を叱ることも時々あるようです(笑)
最後に
慎導灼の強力な武器であるメンタルトレースですが、度重なる事件で連続使用したため、精神的ダメージが大きくなっています。
1期2期の狡噛慎也や宜野座伸元のように色相が悪化し、監視官から降格してしまうのではないかという心配もあります。
また、彼が車の中でしか眠れなくなった事件が今後どのようにかかわってくるのかとても楽しみです。
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この際PSYCHO-PASSを1期から一気見してしまいましょう!
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